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撮影のダブルヘッダー

撮影のダブルヘッダー_b0145114_17385424.jpg今日は、ハウツーの撮影をダブルヘッダーで行った。
私もいろいろとスケジュールがつまっているのだが、作ってもらう作家の方も忙しい。お互い忙しい中をぬって撮影日を設定するとこういう事になる。

朝10時に後輩の工房兼教室へ。後輩は、私よりも4学年くらい下の女流陶芸家。夫婦で教室を営みながら作家活動を行っている。前から雑誌の仕事などでお世話になっている。親しみやすい雰囲気なので何かと頼みやすく、ついつい無理なことまでお願いしてしまう。でも、そう思っている編集者は私だけではないらしく、良くいろいろな陶芸雑誌に登場している。
今回は、月刊誌の連載企画に協力してもらった。業者のタイアップもあり、私としては力が入ってる。彼女にとっては、初めての材料でつくる、初めての作品なので苦労もあるだろう。
2回分をまとめて撮影し、10時から夕方の5時までかかった。昼食に食べたおいしい讃岐うどんのお陰か、その時点での疲労感は少なかった。

祖師谷陶房に戻って、撮影したデータの整理などをし、単行本の撮影を夜の8時から行った。今度は同僚のS講師。彼は今、個展前で忙しい。自宅の窯だけでは焼ききれないので祖師谷陶房の窯も借りている。彼を拘束できるのは、唯一焼成中のこの時間だけだ。
撮影は夜中の12時くらいに終わり、機材を片づけ、撮影データの整理が終わったのは夜中の3時だった。

カメラの仕事をはじめた頃は、まだフィルムだった。しばらく頑固にフィルムで仕事をしていたのだが、時代の流れとともにそんなわがままも許されなくなった。デジタルに移行して数年経つ。
一見簡単そうなデジタルカメラだが、プロの仕事をするためには、いろいろと勉強し、経験をつまないとデジタル特有のクセやトラブルに対応できない。
最近、単行本のために撮った膨大な撮影データを処理するにあたり、デジタルの「現像」について、もう一度勉強し直した。いろいろと試すうち、最近ようやく、求めているクオリティーに近づいてきたような気がする。
by nodatohboh | 2008-08-25 17:28 | カメラの仕事
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