文化庁が常用漢字の新案を示して、新たにいくつかの漢字が加えられましたが、毎回このニュースを見る度に、何で今までこれが常用ではなかったの?と思われるものばかりです。国語学者のような方達の常識と世間と常識とのずれなのでしょうか。
仕事で文章を書くときは、出版社やその書籍、雑誌の規定にそって漢字を使います。通常この規定は、常用漢字の決まりは参考程度にして、読者対象者の層に合わせています。わたしが主に書いている陶芸専門誌では、読者は「ある程度陶芸のことを知っている人達」ということになっていますので、基本的な専門用語は常用漢字でなくても漢字を使います。その方が解りやすいのです。 しかし、大手新聞社などは比較的この常用漢字の決まりを守っているようです。以前、大手新聞の取材を受けて、その記事の校正をいつもの仕事と同じようにしたら以下のような漢字が使えませんと言われました。 常用漢字って融通が利かないな〜と思ったものです。 例(内は常用漢字だけを使った場合) *釉薬(ゆう薬) *轆轤(ろくろ) *熔ける(溶ける)
by nodatohboh
| 2010-04-24 14:42
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