<   2010年 02月 ( 12 )   > この月の画像一覧

祖師谷陶房の研修生

祖師谷陶房に研修生が加わりました。はじめての研修生です。

陶房の講師陣スタッフはアシスタントも含めて5名おり、皆陶芸家です。その内の3名が陶房内で制作活動をしながら陶芸教室を運営しています。
あくまでも、趣味の陶芸のお手伝いが教室の主な業務ですので、プロを育てるつもりはありませんでした。
プロのための勉強をするには、スペースや体制が整っていませんし、運営の負担になると考えていたからです。

研修生の男性は、これまで順調にIT関係の仕事をしており、妻子もおりましたので、スタッフ全員で思いとどまるように説得しました。でも、彼の意志は強く、あきらめませんでした。
彼の性格、意志の強さ、家族の応援、彼の持っている専門技能とのバーターなどを考慮し、皆で話し合って採用を決めました

今、一生懸命に粘土と格闘しています。
覚えなければならない基礎知識、身に付けなければならない技術、工芸に対する概念の構築など、
ほぼゼロスタートの彼には課題が山積みです。
毎日毎日、スポンジのようにいろいろなことを吸収し、沢山の壁にぶつかって、頭の中をいろいろなことがグルグルと駆け回っていることでしょう。

彼にとっても人生の大きな決断だったでしょうから、陶房を上げて彼をバックアップします。
by nodatohboh | 2010-02-28 12:10 | 陶芸の仕事

河津桜

b0145114_11205514.jpg日本で一番早いといわれている「河津桜」はもう満開でした。
陶房スタッフ家族の慰安とちょっとだけ仕事を兼ねて行ってきました。
祖師谷陶房のオーナーが、20年前に別荘を建てたときは、まだ無名で観光客も少なかったそうです。
今では、川沿いに植林された桜が大きく育ち、素晴らしい桜の回廊を作っています。大型の観光バスも多く、大変な賑わいです。
温泉付きの別荘は、この桜並木が一望できる高台にあって最高のロケーションです。
昼間はいろいろな屋台を眺めながら川沿いを海まで散歩。
夜は桜がライトアップされ、また違った風情を楽しめます。
オーナーの手作り料理やみんなが持ち寄った料理を食べて飲んで、つかの間、日頃の忙しさを忘れることが出来ました。
by nodatohboh | 2010-02-26 11:23 | プライベート

先輩と後輩の二人展

b0145114_82256.jpg大学の先輩と後輩が開催する二人展のDMを作りました。
企画者(デパートと作家の間に入って企画をプロデュースする人)からの依頼書には、「さわやかな感じで」という希望が書いてありました。
本命として、アンティークショップの片隅をイメージして白バックで撮影し、ダメ元で手塗りで作った濃いエンジ色の背景でも撮影しました。いろいろなデザインと組み合わせて数案を投げたところ、作家二人はエンジ色の方(写真下)を選び、企画者、デパートからもすんなりとOKが出ました。わからないものです。
正直私は白い方(写真上)が気に入っていたので、ここに載せて供養します。

b0145114_7431470.jpg新作陶芸二人展
西村圭生 + 越克枝

平成22年3月10日(水) → 16日(火) 
日本橋髙島屋7階ギャラリー暮しの工芸
by nodatohboh | 2010-02-19 08:08 | デザインの仕事

ユリちゃんのDM

b0145114_102964.jpg大学の後輩ではないのですが、親しくしている後輩陶芸家のDMを作りました。写真は仲の良い編集者兼カメラマンが撮っています。
10年ほど前に知り合ったこの人に本作りや写真の基礎を教えてもらいました。
今のような仕事をはじめるきっかけをつくってくれた人です。

西村百合作陶展
2010年 3月11日(木)→17日(水)
京王百貨店新宿店 6階 美術・工芸サロン
DMPhoto by T.Nishio
by nodatohboh | 2010-02-17 10:36 | デザインの仕事

厄年、本格的に突入か

15日が誕生日でした。
人ごとだった「厄年」というものが、自分のこととなってしまいました。
42歳、本厄ってやつらしいです。

30代の頃のような体力はありませんが、幸いなことに健康です。
体は硬く、思うように動きませんが、日常生活や仕事に支障をきたすことはありません。
物覚えが悪く、「ほら、あれ。あの、、なんつったっけ。あの人だって、ほらほら」みたいなことをよく言うようになりましたが、あまり人に迷惑は掛けていないと思います。たぶん。

b0145114_1005841.jpg誕生日にはテンションの上がる食事をしたいものです。
いろいろと好きな食べ物、美味しい食べ物はありますが、私のテンションが上がってしまうのはこれです。
「お好み焼き」
もちろん広島の。
大きな鉄板の上で、小さなヘラを使って食べるのが地元の正式な食べ方ですが、家だったので仕方なくお皿で食べました。
当たり前ですが、広島の人は「広島風」とは言いません。広島はどこに行っても基本このスタイルですから。
広島では、お好み焼き屋を探す必要はありません。2000軒あるので、ちょっと歩けば必ず1軒はあります。不味いところはほとんどないので、もし不味かったら相当運が悪いと思って下さい。
by nodatohboh | 2010-02-16 10:18 | プライベート

打ち合わせと生徒さんの作品展

午後から日本橋へ。ある大手メーカーへ講習会の打ち合わせのため出かけました。
普段あまり馴染みのないキレイなオフィスビル。受付で用件を伝えると広い会議室へ通されました。
なんだか立派すぎると居心地が良くありません。初めてお会いする方だったこともあり、いつもより緊張してしまいました。
わたしにはいつもの出版社の打ち合わせ室が丁度良いようです。あのパーテーションで仕切っただけの簡素な部屋が落ち着きます。

b0145114_249265.jpg帰り、祖師谷陶房の生徒、有志4名の作品展会場に寄りました。
40〜60代のおじさん達が楽しく真剣に作った力作が並んでいました。売れ行きもなかなか良さそうです。買ってもらう喜びはまた格別なのでしょう。会場に詰めていた彼らの笑顔が物語っていました。

遊 四人展 天笠敏明・伊藤文憲・長屋隆之・和田耕一
2010年2月9日(火)〜14日(日)
GALLARY 藍
東京都杉並区久我山4-50-1
TEL 03-3247-1730
by nodatohboh | 2010-02-13 03:01 | 陶芸の仕事

アートを続けるということ

銀座のクラシックアパートメントにあるギャラリーへ行ってきました。
建物のレトロな雰囲気とあいまってアート界では有名なギャラリーです。
ここでは、平面や立体、空間など素材も表現方法も多種多様な展示が毎週催されています。
ここへ来ると、予備校や大学に通っていた頃のアートに対するわくわくした気分を思い出します。
いろいろなこと、いろいろな人の影響を受けて今は工芸の世界にいますが、原点は「自分のアートを表現したい」という思いでした。

こういったアート系の作品はあまりお金になりません。ギャラリーで作品を発表している方の多くは、他に生活をささえる仕事をもっています。美大などで自分の表現を追求し、その後就職。でも、表現することをあきらめられず、ときどきギャラリーを借りて作品を発表しているようです。

美術界の中では比較的生活が出来ているといわれている陶芸ですが、市場原理からいうと職業として成立していません。自分の作品の売上を時給で換算し、勝手にむなしくなることがあります。しかし、こうやって純粋な気持ちでアートを続けている人々を見るたび、そんな自分が恥ずかしくなるのでした。

b0145114_9533019.jpg周 豪 展
Zhou Hao exhibition
2月1日(月) - 2月13日(土)
12:00 - 19:00 / final day 17:00
巷房・1
by nodatohboh | 2010-02-10 10:19 | 陶芸の仕事

工事現場での打ち合わせと筋肉痛

金曜日は、ちょっと変わったところへ打ち合わせに行ってきました。
ある施設の工事現場です。

大切な打ち合わせだったので、早めに準備をしていたのですが、出かけるちょっと前に急ぎの仕事が発生してバタバタ。微妙な時間になってしまいましいた。
車移動はあきらめて、時間の読める電車で向かったのですが、最寄りの駅に着いたときは5分前でした。
その施設は駅の近くなのですが現場事務所は広大な敷地の一番遠いところです。
敷地内に巨大なクレーンが何本か立っていて、建物は鉄骨が組み上がっている状態。
「工事現場萌え」の人達には、たまらん景色だと思います。
工事現場ですから敷地内を突っ切ることも出来ず、外周をひたすら走って結局遅刻しました。
一通り名刺交換をして椅子に座ったころ、時間差で額から汗がだらだらと流れてきました。

体の異変に気付いたのは、帰りの駅の階段でした。
久しぶりに脚が笑ってるのを体験しました。
翌日(今日)は完全に筋肉痛です。
身も心も完全におじさんになってしまったことを痛感しました。
by nodatohboh | 2010-02-06 20:35 | 陶芸の仕事

取材されながらの取材

最近、取材先で「取材風景をブログに載せても良いですか?」と聞かれる機会が増えました。私の携わっている取材で、本が出る前にばれるとまずい、なんてことはほとんどありません。むしろ宣伝になるので嬉しいくらいです。

もう一つ嬉しいことがあります。
私は、今でこそいろいろな仕事をしていますが、もともとは生粋の陶芸家でしたので、昔を知る人の中には「そんな脇道にそれて大丈夫なのか?」と心配してくれる人もいます。
「他の仕事も片手間でなくちゃんとやってますから」と言ったところで、その仕事の業界のことも、どういう仕事なのかもわからない人にはいまいち説得力がありません。
でもこんな感じで取材風景を紹介してもらうと、ある程度わかってもらえるようです。
まあ何でもそうでしょうが、10年くらいせっせと仕事をしていないと認知度はなかなか上がりません。

このときは、作家さんのホームページを作っている方が「取材風景を取材」するということになりまして、取材しているのに取材されてしまいました。

b0145114_19541439.jpg二人展
内山麻理(磁)金子佐知恵(陶)
会期:2月17日(水)~2月21日(日)
会場:FALL
杉並区西荻北3-18-10-#102
12:00-20:00(定休 月と火)
tel & fax  03-5856-0522
by nodatohboh | 2010-02-03 20:11 | カメラの仕事

センテンモン

センテンモンという陶芸のサイトがあります。
今の陶芸をきちんと伝えてくれる貴重なサイトです。
特に陶芸作家や学芸員へのインタビューは、内容が充実していて読み応えがあります。
同業の私は編集部の仕事がわかるだけに、その熱意に脱帽しています。
このセンテンモンが、そうそうたる面々へツボを突いたインタビューができるのには訳があります。
代表の森下泰文さんが陶芸界の老舗雑誌「炎芸術」の元編集長で、長年陶芸界に携わってきた方だからなのです。

特に印象的だったのが、宮脇昭彦先生へのインタビューです。
その中で語られている工芸論にまつわることはずっしりと心に響きます。
先生とは何度かお会いしたことがあって、民芸運動のことやクラフトという概念のお話も聞いたことがあったのですが、あらためてインタビューを読んで、その時代の背景などがよくわかりました。

「工芸」ということばの解釈は人それぞれでよいと思います。
ですが、陶芸家がぶれずに長年にわたって仕事をするためには、自分の工芸論を確立していく必要があると思います。
そのための知識として、先人達のたどった足跡を紐解くことも大切なのだなとあらためて思いました。
by nodatohboh | 2010-02-02 11:49 | 編集の仕事