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祖師谷陶房の研修生

祖師谷陶房に研修生が加わりました。はじめての研修生です。

陶房の講師陣スタッフはアシスタントも含めて5名おり、皆陶芸家です。その内の3名が陶房内で制作活動をしながら陶芸教室を運営しています。
あくまでも、趣味の陶芸のお手伝いが教室の主な業務ですので、プロを育てるつもりはありませんでした。
プロのための勉強をするには、スペースや体制が整っていませんし、運営の負担になると考えていたからです。

研修生の男性は、これまで順調にIT関係の仕事をしており、妻子もおりましたので、スタッフ全員で思いとどまるように説得しました。でも、彼の意志は強く、あきらめませんでした。
彼の性格、意志の強さ、家族の応援、彼の持っている専門技能とのバーターなどを考慮し、皆で話し合って採用を決めました

今、一生懸命に粘土と格闘しています。
覚えなければならない基礎知識、身に付けなければならない技術、工芸に対する概念の構築など、
ほぼゼロスタートの彼には課題が山積みです。
毎日毎日、スポンジのようにいろいろなことを吸収し、沢山の壁にぶつかって、頭の中をいろいろなことがグルグルと駆け回っていることでしょう。

彼にとっても人生の大きな決断だったでしょうから、陶房を上げて彼をバックアップします。
by nodatohboh | 2010-02-28 12:10 | 陶芸の仕事
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